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私の欠けているところ
第2章 『はじまり』に変わったのは


その日の会計は
割り勘だった

俺が払うって言ったんだけど
深海さん
なかなか「うん」って
言ってくれなくて
仕方なく割り勘

これも俺が年下だからなんだろうと思うと
男として見てもらえてないみたいで
情けない気持ちになったっけ


でもまぁ
ひょんなことから
一緒に飲んで
連絡先まで教えてもらえたことに
俺は満足してた


家に帰っても
もちろん
深海さんのことばかり考えてて
正直
どうしようもないくらいだった


側で見れば見るほど
深海さんは大人の女性で
よく気がつく人で
いいタイミングで
俺のビールを注文してくれたり
さりげなく
テーブルの上を片付けたりしていた

一緒に居て心地いいんだ

出すぎず
引きすぎず
会話も上手くてソツがない

終始穏やかで
うるさくないのに
明るくて …


俺は
どんどん
深海さんに引かてる自分に
気がついていた


深海さんに恋人がいることも
俺が恋愛対象でないことも
わかってるのに
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