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私の欠けているところ
第2章 『はじまり』に変わったのは

実は深海さんも
残業してたりして…

なんて思いながら
総務のフロアへ向かったけど
もう総務には誰もおらず…
俺は肩を落としながら
携帯を確認した

けど深海さんからのLINEは
届いてなくて
さらに心が沈む

あ〜…今日は週末だし
デートかもしれないよな…

さっきまで
LINEするぞ!
と思ってたのに
いざとなると
やっぱり引かれるのが怖くて
俺は躊躇いながら
エレベーターのボタンを押した

とりあえず
帰るか…

いや
帰ってからだと
時間、遅くなるよな…

そんなことを考えながら
携帯をいじってると
エレベーターのドアが開き
その中に人影を感じた


「あ…」


「あ…」


俺の目の前に現れたのは

なんと

深海さんだった
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