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私の欠けているところ
第3章 『あいつ』のせいじゃなくて


全く予想もしない展開だった


そもそも俺は
一度見たアイツと深海さんが
うまくいかなくなって
深海さんの寂しさに付け込んで
なんとか深海さんを
俺のものにしようとしてたんだ


けど
深海さんのガードは固く
簡単に男友達を作る様子も
悩みを告白する様子もなかった


で、こんなことに…


けどまぁ結果オーライ

深海さんの
『欠けているところ』というのが何なのか
その時はまだ分からなかったけど
警戒心の溶けた深海さんは
それから俺と急速に
友達関係へと進んでいったんだ



「じゃあこれからは
気軽に愚痴でも相談でも
なんでもして下さいね。
俺もしますから」


「うん…わかった。
できるだけ頑張る」


「え?(笑)頑張るんですか?」


「相談するのは苦手だから(苦笑)」


「じゃあ俺のいる意味!」


「クスッ(笑)
梶谷くん、楽しい人ね」


「そうかな…」


「私は…もしかしたら
相談しないかもしれないし
何も話さないかもしれない

けど…

今日みたいな日に
Lineでもいいから
楽しい梶谷くんが
相手してくれたら

嬉しいかも」



「やっぱり寂しかったんですよね?」







「……うん」




「わかりました。
いくらでも
いつでも
何時でも
何時間でも」



「クスッ(笑)
サービスいいのね(笑)」


当たり前だろ


「俺、深海さんのこと」



「何?」



「好きなんで」


本気にはしてもらえないけど


「もう(笑)」


深海さんはそう言って
照れて笑いながら
またワインに口をつけた

「好き」の意味を
恋愛感情だなんて
一ミリも疑わないで
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