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私の欠けているところ
第7章 それでもやっと見つけた世界は
「布団…かけたほうがいいかも」
「…うん、そうする」
時は
本当に寒いらしく
そんな俺の誘惑に
全く躊躇うことなく
潜り込むようにして
布団に入った
もちろん俺は
断りもなく
その隣に添い寝をし
時を
包み込むようにして
抱きしめた
「梶谷くん
あったかいね」
「燃えてるから」
「……」
「久しぶりに
女の子とホテルだし
バスローブだし
ベットだし」
ソファで寄り添うことはあっても
今まで俺は時を
ベットに誘ったことは無い
「クスッ(笑)
女の子興味ないくせに」
「そんなことないよ」
「え、そうなの?」
「俺、女の子と
エッチしたことあるし」
「……」
時は驚いたのか
返事がなかった
「びっくりした?」
「…ちょっと
どきっとしちゃった」
その言葉を聞いて
俺がドキッとしていた