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第4章 支配

どれだけの時間が過ぎたのかわからない
泣き疲れてまた眠りについていた

ＬＩＮＥ通知の音が鳴り目が覚めた

確認をすると悠斗からの通知だった
いつもの日課のように寝る前に
その日の出来事などを話をしていた

既読をして放置すると
続けてまた通知が来る

それも放置すると
ＬＩＮＥ通話での着信が鳴り始めた

通知と着信が繰り返し続き
梨紗はその画面を見ていて

自然と涙が溢れ泣き始めた

脅されたとは言え
好きでもない人との性行為
挿入まではされてないとしても

彼氏を裏切ってしまった罪悪感
従ってしまった悔しさ
自分に対しての情けなさ

色々な感情が込み上げていった

「悠斗・・・」

「悠斗ごめん ごめんね」

「本当にごめん わたし・・・」

梨紗は画面に向かってそう呟くと
携帯をサイレントにして放置し

ベットに潜り込み、一晩中泣き続けた