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第4章 支配

一方、梨紗は呼吸を整え
落ち着きを取り戻した後

ポケットからティッシュを取り出し
口の周りや手についた精子を拭き取り

ヨロヨロと立ち上がり
トイレで手を洗いうがいをして
スカートに付着したのも綺麗に拭いて
梨紗は家に帰宅した


・・・


どれくらい時間が経ったのだろう

帰宅した梨紗は
肉体的にも精神的にも疲労していて
部屋に入ると直ぐに部屋着に着替え

ベットに横になったら
そのまま眠りについていたのだった


目が覚め寝ぼけた頭で
部屋の中を見渡していた

時間が経ち思考が動き出すと共に
図書室での出来事が蘇ってきた

夢じゃないのかと否定をしたくても
あまりにも衝撃的な出来事だったため

鮮明に一部始終が頭に中で再生されていった

どんなに無かった事にしようと
頭で否定をしようとしたけれど

部屋にかけてある制服のスカートの汚れを
見た瞬間に現実だと気づかされ

自然と一気に涙が溢れて泣きじゃくっていた