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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第4章 もがれゆく血の信頼
身体の反応に逆らえない。
蜜壺が兄の牡を求めている。
「っ、はあぁ・・・」
「どうした?息が荒いぞ??
(全く。とんだ天然魔性だな・・・)」
拒絶する口ぶりとは、裏腹に牡を見つめ瞳の奥を熱くしている姿に素質があることは理解できた。
「ほら、月良。どうして欲しいのか言えたらもっと気持ちよくしてやれるぞ。」
秘部の花びらと突起を必要以上に意味深に牡で擦り上げながら卑怯な問いを向ける。
「っあ、ぁああ・・・」
兄が求める言葉も自分の身体が求めるモノも同じだ。しかしソレを求めては、イケない。
頭では、警報がけたたましく鳴っている。
「そうか・・・まだ余計なことを考える余裕があるんだな。」
クリッ
「あっ!!?」
粒を摘ままれてビクンと腰が跳ねた。終わってはいない燻っていた処に与えられた刺激に余裕が奪われていく。