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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第40章 自由と言う名の檻へ・・・・・・
「頑張ります。」
「手助けする。君の味方だから・・・」
「酷いこと言ってごめんなさい。」
「いいんだよ。結局、月良ちゃんの言った通りだし・・・」
「え??」
「学校に行けるって言っても・・・結局は、監視付きだからね。」
「干亜さん・・・・・・
(私は、大丈夫・・・)」
優しい青年と穏やかに過ごせばきっと元に戻れる。望んでいた通りの穏やかで平和で普通の生活へ。
》》 *
「余裕ですね、旦那さま。」
「なにがだ、奈音。」
「だって〝保護者資格〟も剥奪されて監視も厳しくなって・・・」
「あはは。そんなこと心配してたのか。」
「そんなことって・・・」
「大丈夫。月良は、自分で帰ってくる。俺の所しか、帰る処は・・・ないんだから。」
血が繋がっていなくともその繋がりに囚われたのは、〝誰だ〟?
━ 終 ━