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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第4章 もがれゆく血の信頼
そして快楽を忘れない身体。
「月良・・・良かったぞ。」
虚ろな瞳になり酸素を求める陸に上がった魚のように口をパクパクしている妹の首筋に唇を落とす。
「さぁ、月良・・・自分から求めた感想を訊こうか。」
グチ・・・
「っ、んん・・・」
「どうした?」
少し身体を動かすと敏感に身体を跳ねさせる。
「・・・・・・もう、許し、て・・・」
息苦しく余韻で怠く言葉も上手く出せない。
「違うだろう?」
グチュ!
「っあ゙、ぁあ、あ・・・っ」
痙攣を続ける蜜壺をわざと擦り上げられて〝快楽〟ではなく〝恐怖〟に身体が強張る。
「〝ご主人さま気持ち良かったです。〟だろう?」
「っ・・・・・・
(それじゃあ、〝訊く意味ない〟・・・・・・)」
兄の言葉に心の中で返した。
「返事は?」