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贖罪の檻。【煉獄━ レンゴク ━】
第40章  自由と言う名の檻へ・・・・・・
  


「もちろんです。」


「さて。社長職に復帰するにあたって話しをしておかないといけないからな。」


「判ってます。」


「世間の評判が悪い。我がグループの株価も下がっているその責任を辞めて取れるとは、思っていないだろう?」


「もちろんです。」


「頭の良い子でよかった。さて、椥。」


「はい、会長。」


「これからは、正念場だぞ。」


「はい。」


「明莉兄妹には、関わりを持たないように。これを破ったら許さないぞ。」


「判りました。
(面倒ごとは、勘弁ってことですよね。でもなんで執着してしまうのかを理解できるまでは、手を引く気なんかありません。)」


 父には、物判りのいいふりをして返事をした。


「それでは、彼方。」


「はい、会長。」


「椥を甘やかさないように頼むぞ。お前は、すぐに椥を甘やかすからな。」


  
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