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空洞
第2章 相田 樹(あいた いつき)

2.夏の終わり
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高校受験を控えた中3の夏休み。
樹は、従兄弟の正太(しょうた)に、勉強を教えて貰うため上京し泊まり込んだ。
当時、正太は大学生で一人暮し。
樹は2DKの一部屋を借りて、昼間は正太の家の近くの図書館で勉強し、夜は正太に勉強を見て貰った。
樹が来てから二週間が過ぎた頃、正太は女性と共に帰宅した。
「私、夏美(なつみ)。正ちゃんのゼミ仲間なの。いっ君よろしくね。」
コンビニ袋を下げて、ニッコリ微笑みながら、夏美は玄関先でサンダルを脱いだ。
ノースリーブの胸元が開いた花柄の短めのワンピースから、色白の脚がスッと伸びていた。
その想定外の夏美の登場に、樹は思わずゴクリと唾をのんだ。
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高校受験を控えた中3の夏休み。
樹は、従兄弟の正太(しょうた)に、勉強を教えて貰うため上京し泊まり込んだ。
当時、正太は大学生で一人暮し。
樹は2DKの一部屋を借りて、昼間は正太の家の近くの図書館で勉強し、夜は正太に勉強を見て貰った。
樹が来てから二週間が過ぎた頃、正太は女性と共に帰宅した。
「私、夏美(なつみ)。正ちゃんのゼミ仲間なの。いっ君よろしくね。」
コンビニ袋を下げて、ニッコリ微笑みながら、夏美は玄関先でサンダルを脱いだ。
ノースリーブの胸元が開いた花柄の短めのワンピースから、色白の脚がスッと伸びていた。
その想定外の夏美の登場に、樹は思わずゴクリと唾をのんだ。

