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空洞
第1章 相田 花奏(あいた かなで)

親友の裕子に相談をしても、「花奏は幸せ者だよ。大事にされてるんだから。
今時そんな人いないんだから、むしろ樹さんみたいな人は、貴重たがら。」そう諭された。
樹は結婚感が古風な人なのだろう…そう信じて私は樹と結婚した。
結婚してからも、樹は優しく接してくれるし何ら不満はないのだが、相変わらず私を求めてくることは無かった。
それでも半年我慢した私は、その日決意をして樹のいるベッドに潜り込んだ。
恥ずかしいけど、下着屋さんで見つけたセクシーなランジェリーを身につけて。
樹は、優しく抱きしめてキスをしてくれたけど、やっぱりそれ以上は進まない。
「…あの樹。私のこと見て。今日は頑張ったの。」
それを言うだけで、精一杯で…
涙を浮かべた私の表情を見て、
「花奏の言いたいこと分かる…ごめんね。」
樹は、私を抱きしめて背中をトントンしてくれた。
今時そんな人いないんだから、むしろ樹さんみたいな人は、貴重たがら。」そう諭された。
樹は結婚感が古風な人なのだろう…そう信じて私は樹と結婚した。
結婚してからも、樹は優しく接してくれるし何ら不満はないのだが、相変わらず私を求めてくることは無かった。
それでも半年我慢した私は、その日決意をして樹のいるベッドに潜り込んだ。
恥ずかしいけど、下着屋さんで見つけたセクシーなランジェリーを身につけて。
樹は、優しく抱きしめてキスをしてくれたけど、やっぱりそれ以上は進まない。
「…あの樹。私のこと見て。今日は頑張ったの。」
それを言うだけで、精一杯で…
涙を浮かべた私の表情を見て、
「花奏の言いたいこと分かる…ごめんね。」
樹は、私を抱きしめて背中をトントンしてくれた。

