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第17章 翔大さんの決意

なんのことやら、わからないまま



夕飯の準備を手伝う私



翔大さんはパパとじぃじに挟まれて、仕事の話を根掘り葉掘り聞かれてる


ユリアさんはばぁばとまだドラマの話で盛り上がってる(笑)



ママは下ごしらえを済ませてくれていたので



炒めたり、焼いたり、揚げたり、蒸したり、チンしたり(笑)



お皿に並べて、運んで、終了！



「できたよー！」



みんなに声をかけ、ダイニングに促す



ママが嬉しそうに



「いいわねー、こういうの、最近は揃うことなかったからね、さぁ、頂きましょう♥」



「いただきます！」



たくさんの大皿に盛られた料理は、ママが得意な物ばかり



「翔大さんも遠慮なさらずどんどん食べて♥」



『はい、頂きます。』



緊張するよね？私が小皿に取り分けて渡してあげると



『これ、美味しいです！出汁も凄く美味しい！』



揚げ出し豆腐を出汁まで褒めてる(笑)



「良かったわお口に合って、揚げ出し豆腐、今得意にしてるのよ？♥」


良かった、ママがイチオシの料理だったのね



私もひさしぶりのママの味に箸がすすむ



たわいない話をして食事が終わると



パパとじぃじと翔大さんはリビングのソファーへ移動



ママと私とユリアさんでダイニングを片付けてる間に



ばぁばがコーヒーと紅茶を入れてくれたので



みんなでお茶にすることに



パパとじぃじは庭先に出て、一服してる



「翔大君は吸わんのかね？」



じぃじが聞いている



私も翔大さんがタバコを吸ってるのは見たことないけど？



『あっ、今は吸っていません。』



ってことは、前は吸ってたのか、知らなかった



ママが冷蔵庫を見て



「ケーキまだあるけど食べる？」



って聞くので、私とユリアさんは



「はーい！食べるー！」



と、元気に返事(笑)



翔大さんは



『お腹いっぱいなので遠慮します。』



って、申し訳なさそうに答えてた



結局、私とユリアさんだけ別腹よねーなんて言いながら



甘いものも完食しちゃったしー



満足、満足！



って、なんか忘れてない？