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金曜日
第17章 翔大さんの決意



「わぁー、懐かしい!この先生国語の先生なんだけど、毎時間授業の半分は絵本を読むの、変わった先生だったよー(笑)」



「あっ、この子は卒業と同時くらいに赤ちゃん産んで、みんなめちゃビックリした、担任の先生が隠し通してくれてたみたいで、私達の伝説みたいになってるー(笑)」



「さっきの写真の子は、この子とこの子、めちゃ仲良しだったの!」



『これ、あかり?』



「いやーっ!なんでわかったの?だから見せたくなかったのにー!」



銀縁めがねっ子(笑)



『あかり、めがね掛けてたのか、カモフラージュ?可愛いいのはだだ漏れだけどね?』



かけなくても見えるけど、一番後ろの席とかだと、掛けてる方がよく見えたから掛けてただけだし



『うん、あかりが一番可愛いい(笑)』



「もう、いいよー、はい、おしまい!」



そう言って、アルバムを閉じる私



『共学ってことは、この中に元カレとかいるわけ?』



一瞬、ビクッとなってしまった



『いるんだな?』



そう言うと、アルバムをもう一度開けようとするから



慌てて奪う



「もう、おしまい!」



翔大さんが手を伸ばす



アルバム、ではなく私の手を引きよせ



『あかり?、、、高校の同級生か、、、』



なに?って、知らない顔をしようと思ってるのに



『顔に出てる、、、そうなんだな?、、、』



そう言って、ベッドに押し付けられ、荒々しくキスをされる



「んーーーっん、、、」



『あかりの、、、』



「ぅんーーーっん、、、」



『初めてを奪ったのも、、、』



「んん、ん、んーーーっん、、、」



『そいつ?、、、』



翔大さんのキスがだんだん激しくなり、私は息をするのも苦しくなる



一旦口を離し、私を見つめる



「はぁ、はぁ、、、、、、、、、」



『そいつとしたの?』



ちょっと涙目になりながら、小さく頷く



翔大さんはチュッと唇にキスをして



『いっぱいしたの?』



翔大さんが大好きだから、嘘はつきたくない



首を横に振る



『何回?何回したの?、、、あーっ、俺、ヤキモチでおかしくなりそう!、、、』



ヤキモチ?な、なんで?




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