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金曜日
第20章 3週間
「それそれ、それを避けたかったのに、裏目にでたね(笑)」
「上野先輩がいるのに、何言ってんの?って拒否しました、ってか、ちょっと上野先輩を嫌いになるところでした」
「ふふふっ、焼きもち?」
「そう、、、ですね、、、」
「大丈夫、大城さんははじめから佐藤ちゃん一筋みたいよ?だって、私じゃ勃たないって言ってたし(笑)」
「えっ?そんな話しするってことは、やっぱり、、、」
「モノの例えよ、カフェでお茶しながら相談したことしかないし(笑)」
「えっ?そういう関係には、、、」
「なってない!断じて!私には海斗しかいないの!」
ホッとしたと同時になんであんな言い回しをしたのか?疑問がうまれたけど、翔大さんに聞くしかないかー
「その、海斗さんとは、いつからだったんですか?あーーー、うらやまーーーー、知らなかったしーーー(笑)」
「あははっ、大城さんだってイケメンなんだからーそう言わないのー(笑)
海斗とはねー(笑)半年前くらいかな?帰りがけに声掛けられてさ、一緒にご飯して、それからはなんとなくドライブ行ったり、ショッピング行ったり、かるーく付き合ってんのかな?って感じだったの。」
「充分付き合ってますよ、それ!」
「でもね、決定的な言葉が聞けてなくて、、、」
「あっ、だから?好きって言ってもらったって!」
「うん、なんかさ?女子って確信が欲しいじゃん?」
「うんうん!」
「なのに、言葉が聞けてないって、一番モヤモヤするじゃない?」
「しますします!」
「だから、大城さんに相談したのが3週間前だったかな?私から言うんじゃなくて、海斗に言わせるために、大城さんに一芝居打ってもらったの。」
3週間前って、地下鉄キス事件の前ってこと?
「そしたらね?ふふふっ、」
上野先輩が含みをもたせて笑う