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金曜日
第21章 展示会
メッセンジャーアプリを見返して水曜日の夜の事を思い出し子宮がキュンとなった
バスの中なのにダメダメ!なに考えてんの!
スマホをかばんに入れて周りを見るともう降りる停留所のひとつ前を出たところだった
慌ててブザーを鳴らし降りる準備をして、乗り越すことなくバスを降りた
バス停からマンションまでは徒歩5分くらい
暗い中をトボトボ歩きながら、スマホで翔大さんに電話をかける
『あかり?』
「うん、今バス停に着いたの。もうすぐお家に着くよ?」
『真っ暗でしょ!家に着くまで話してろよ?』
「あははっ、大丈夫だよ。街灯あるし。」
『俺が心配なの!』
「わかったからー(笑) 展示会の準備おわったの?」
『ああ、終わったー!ってか、来週から始まるんだけどな?(笑)』
「今回は気合い入って準備してたね?」
『俺じゃなくて、課長だろ?(笑)』
「あははっ、課長だね!」
『なんかさ、大手の量販店が展示会に来るんだって!』
「わぁ、そこと契約取れたら凄いよ!私達も伝票とか大量になりそうだね(笑)」
『ああ、システムはどこも同じじゃないの?』
「システムは同じでも、店舗数が多いと大変なの!」
『そういうことか(笑)怒んなって(笑)』
「私達が忙しいと営業さん達頑張ったんだな~って思うよ?ふふふっ、」
『そうなん?ありがとう!』
「翔大さん、もうランドリーに着いたからー、、、ここ曲がったら家に、、、えっ?」
『おー、見えた見えた(笑)』
「えっ?なんでーーー!」
ランドリーの角を曲がったら、翔大さんが待っていた。