この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
金曜日
第22章 展示会で思わぬ事態



恐る恐る、課長の横まで行くと



「おっ、来た来た、佐藤、知り合いなんだって?」



「は、はい、幼なじみです。」



「本当に偶然だよな?あかりちゃん、変わらないね?凄く綺麗になったね?」


「いえいえ、そんなこと、、、」



俯いて顔をあげることができない



課長に座れと指示されるが、事務所へ戻ることを告げてその場を離れたい



もう、知られてしまったなら、どうすることもできない



雄太君がどこまで話したのか気になるけど



事務の仕事も残っているので、事務所へ戻りたい



本音はこの場にいたくない



興味津々の課長に、私を懐かしく眺める雄太君



そして、怖い顔で雄太君を見ている翔大さん



商談相手をそんな怖い顔で見ちゃダメだよ~



ってか、私の幼なじみってことがわかって、気付いちゃったよね翔大さん


だから、怖い顔で見てるんだよね



本当にこの場から離れたい、ますます下を向く私



「あかりちゃんがここの事務員なんて知ってたら、もっと早くに取引してたのに、まぁ、元々今回は来春の展開からのイメージ戦略に合致してるので、KMさんにお願いしようとは思っていたんだけどね?」


その場を離れられずに、雄太君の言葉をハラハラしながら聞いていたのだか


『イメージ画だけでのお話を進めていましたが、実際にサンプルは出来ていまして、三栄さんの独占で持っていける様に、展示会場には並べていません。今用意しますのでお待ち下さい。佐藤さん手伝ってくれる?』


そう言って翔大さんは席を立ち、4階の倉庫へ私を連れていった


無言で段ボールを渡され、無言で階段を登る



無言が怖い私、、、



6階のドアを開ける前に一言



『あかり、今日終わったら俺のマンション!』



「は、はい。」



や、ヤバいでしょ!完全に気付いてるでしょ!



こ、怖いよー!



私は心臓のバクバクが聞こえてきそうなくらい動揺していた






/180ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ