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金曜日
第22章 展示会で思わぬ事態
お腹すいてたのかな?きれいに汁まで飲み干して
『ごちそうさま。』って、器を片付けてくれた。
『で、あかり?白川さんとはどんな関係?』
ソファーで小さく体育座りしていた私を、後ろから覆い被さるように耳元で囁かれる。
思わずビクッとして振り返ると、
『あんな焦った顔してたら、勘づいちゃうでしょ。』
翔大さんがソファーの前まで来て、私に目線を合わせるように膝立ちになり
「あ、あのね、雄太君は幼なじみでね、、、」
『それは聞いたし。』
ソファーに座って私を脚の間に挟み込み
「えっと、高校まで同じクラスで、、、」
『同じクラスで?』
私の頬を両手で挟み込み
「あの、、、家も近くて、、、」
『ふぅーーーん、家も近くて?』
チュッっと触れるだけのキスをして
「えっと、あの、、、」
『キスくらいした仲とか?』
頬を挟まれたまま身動きが取れない私は目線を外すことしか出来ず
「あっ、あのっ、、、言わなきゃダメ?」
『あーーーっ、もう、俺がヤキモチとか、あかりどうしてくれんの?』
そう言って、私をぎゅーっと抱きしめて、悶えてる?
『あかりの様子から、絶対なにかあるなと思ったから、思わず先手で話しちゃったけど、正解だったな。あーーーっ、もぅーーーっ!』
私をぎゅーぎゅー抱きしめながら
『俺、仕事じゃなかったら、白川さんのことぶっ飛ばしてたかも。』
なんて言うから本当のこと言うに言えないよー!