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第12章 私の秘密

大学までエスカレーターの学校に



小学校受験で入学して



高校で秘書科を選択



大学には行かずに就職した



中学時代、同じ学校に通う幼なじみと恋仲になり



高校に入ってから体の関係を持ったが



お互い小さい頃から知った仲だったので



好奇心というものが先立ってしまったというのが本当のところ



終わった後の気まずさと照れから



その後ギクシャクして



彼の大学進学と私の就職で



自然消滅したような感じ



はっきり別れてはいないけど



私はもうなんとも思ってない



今は、大城さんが大好きだと



心から好きだと思う



だから、もう時間がないこと



家を継がなければいけないこと



話さなければならないことが沢山ある



家の業種のこともだ



私の



父の



会社は



芸能事務所なのだ