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金曜日
第14章 新たな事実
そして、もうすぐ私は父の会社に転職するってことを話して
ひと息、ため息を吐く
翔大さんも
ふぅーっとため息をもらし
『そうかー、だから、お嬢様かー(笑)』
と言って、クスクス笑う
えっ、笑うとこ?
不思議顔で翔大さんを見ると
『大丈夫、離れても俺はあかりを離さない』
『ご両親に、いや、ご家族に俺のこと話しできる?』
話しって、付き合ってること?
ってか、付き合い始めたばかりなのに
まるで、結婚するかのような話し方
「えっ、話せるけど、、、なんて、言えばいいのかなー?」
『いや、俺を紹介して?』
『ちゃんと挨拶に行くよ』
「う、うん」
『俺さー、少し時間かかると思うけど、ご令嬢に似合う男になるから』
ご、ご令嬢って!
『大事に育てられたんだろうなー』
『あー、認められてー!』
翔大さんは何か秘策でもあるのか、私の家族に紹介しろって
『最悪、姉貴に根回し頼むか?(笑)』
そう言って、ケラケラ笑って
『それだけは、勘弁だなー(笑)』
そう言って、表情を引き締めた