この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
炎の王妃~月明かりに染まる蝶~
第4章 月夜の銀花~契り~
 ふうっと、腹の底から深呼吸してみる。涼やかで清廉な風が蓮池の面を子どものつむりを撫でる母の手のように優しく通り過ぎる。



 池面を飾るあまたの蓮花たちは既にこの刻限、すべて蕾になっていたけれど、それはそれで美しい。





 今、折しも西の空に沈みゆこうとしている太陽が今日という日の最後の輝きを見せていた。惜しみなく降り注ぐ蜜色の暖かな光が池の蕾たちを朱(あけ)の色に染めている。


/3660ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ