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第18章 2度とお断り…



こんな涼ちゃんを見た事はない。

私には優しいだけの涼ちゃんしか私は知らない。


「涼ちゃん…。」

「どういうつもりかって聞いてんだよ…。」


どういうって…。

涼ちゃんの聞きたい事がわからない。

ミケとご飯を食べた。

ミケの話に涙が出た。

涼ちゃんと居る自分が惨めに感じたから…。

咲良ちゃんみたいに堂々と涼ちゃんに近付く事すら出来ない自分を惨めだと思う。

ミケが言う通り、私は閉じ込められているだけの何も出来ない平凡な女の子…。

涼ちゃんが助けに来てくれなければ、ずっと閉じ込められたまま…。

見かねたミケが助けに来てくれた。

ミケに縋って泣いてしまった。


「ミケさんには近付くなって言ったのを忘れたか?」


涼ちゃんが私の腕を強く握る。

涼ちゃんから見れば私からミケに近寄って甘えているように見えたのかもしれない。

無防備にパジャマのままでホテルの部屋にミケを招き入れた挙げ句にミケにしがみついて泣いた。

それは涼ちゃんに対する裏切りと言われても文句なんか言える訳がない。

身体がふわりと持ち上がる。

ベッドに放り投げられると涼ちゃんが私の上に身体を重ねるようにして乗って来る。


「涼ちゃん…?」


口を塞ぐようにキスをされると涼ちゃんが強引にパジャマのボタンを外していく。


「っん!」


逃げようと身体が反応した。

逃げられるはずがなかった。

キスだけをされてパンティが膝まで下ろされる。


「んーっ!?」


叫ぶ口の中を涼ちゃんが舌で掻き回す。

同時に股間に激痛と圧迫感を感じる挿入を受けた。

目を見開き涼ちゃんの肩を握りしめる。

キスは止まる事なく涼ちゃんが私のお腹の奥を擦るように動き出す。

息が出来ずに苦しくてジタバタを繰り返す。


「イヤッ!」


やっとキスから顔を背けて抜け出せた。


「嫌か?」

「涼ちゃん…?止めて…。」

「なんで?」

「怖いよ…。」


愛撫もなく、避妊もしてくれていない。


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