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第1章 末っ子の相談

お姉さん、嬉しいですけど
宿舎じゃ見れないですよ…

確かに、宿舎じゃ見れないから
ファンも置いていったんだろうし

じゃ、何時間か部屋貸してあげる。
私、出かけてくるから
そうだなぁ
10時頃に帰ってくるよ
６時間あるし
ゆっくり見てて

えっ？でもなんか悪いし…

困っているセオに
冷蔵庫のものは好きに食べていいよ
と言い残し
出かけることにした

久しぶりに観光スポットに行ったり
買い物したり
いろいろして
セオくんに夜食作って
宿舎にはお弁当を持って帰ってもらおうと思い
買い物をする


10時過ぎに帰宅する
チャイムを鳴らしても出てこないから

鍵を開けて入る
靴もあるし、電気もついているので
帰ってはいないみたい

セオくーん？

呼んでも返事がない
でも、ソファーには人影
疲れて寝ちゃったのかな？

セオくん？

声をかけると
凄い勢いで振り向かれる
手元を見て
びっくりする

あっ…
なんかごめんねっ！