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悪巧み
第2章 踊り場
「今から15分後きっかりに、例の階段のところに来い。誰にも見つからずに上って来るんだぞ。そして最後の踊り場の陰から俺たちがしている事を覗いているんだ。俺が合図の声を出す。そのとき登って来て、俺と入れ代われ」
「わかった」
「合図は、俺が百合子に、『今から挿れてやる』と言うから、その時だ」
俺は電話を切ると10分間その場で待った。
例の場所に着くのに5分はかかるだろうと踏んでいた。
エレベーターで10階まで上がった。
エレベーターを出ると右の廊下はすぐ突き当たりになっていた。
左手の廊下を進む。
突き当たりは右に折れ、また長く続いていた。
その廊下の突き当たりに、非常口のサイン灯が見えた。
俺は階段に着いた。
上に続く階段を見上げた。
回り階段だった。
上の踊り場は暗かった。
「わかった」
「合図は、俺が百合子に、『今から挿れてやる』と言うから、その時だ」
俺は電話を切ると10分間その場で待った。
例の場所に着くのに5分はかかるだろうと踏んでいた。
エレベーターで10階まで上がった。
エレベーターを出ると右の廊下はすぐ突き当たりになっていた。
左手の廊下を進む。
突き当たりは右に折れ、また長く続いていた。
その廊下の突き当たりに、非常口のサイン灯が見えた。
俺は階段に着いた。
上に続く階段を見上げた。
回り階段だった。
上の踊り場は暗かった。