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悪巧み
第2章 踊り場
声は出すな。
キスもするな。
愛撫は最小限にとどめろ。
お前は百合子に挿入し、味わえ。それだけだ。
出すときは百合子の尻の上にでも出せ。
言っておくが、間違っても百合子の中には絶対出すなよ。

それはしつこいほど言われた。
俺は数々の制約付きなのは不満に思ったが、あの百合子の中を味わうことが出来るのならと、俺は葛西の案を受け入れた。
その代償に、20万円は高いかもしれない。
でも俺には、これ以外に俺の百合子への欲望を処理できる手段はないと思った。
俺は葛西に即金で払った。
握り締めていた携帯が振動した。
葛西からだった。
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