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第1章 ベイジュ色

「ああ、陽子さん……」

　ハルカちゃんの上半身を剥いた。彼女の部屋で……。

　シャツのボタンを弾くように外すと、ベイジュ色のキャミソールが覗く。それを彼女の喉元にたくし上げる。

「かわいいオッパイ……」

「小さいけえ……」

「いい？　モミモミしても……」

　ハルカちゃんは小さく頷いた。

　シンプルな白いブラジャーが女の子の手の中に収まりそうな彼女の胸を包んでいる。少女のような胸を確かめるように私の手で包む。柔らかいけど、まだ少し固さが残る胸の感触を手のひらで楽しむ。

「んっ……」

「キモチいい？」

「よう分からん……」

　ハルカちゃんは首を傾げて言った。

「オッパイ触る？　私のオッパイ……」

　細いハルカちゃんの手首を取り、ワンピースの生地の上から私の胸を包ませる。ポチャっとした柔らかい彼女の手の甲に私の手を添える。

　幾重もの生地を通して彼女の手のひらを感じる。

「ハルカちゃん、手、動かして……」

　ハルカちゃんの手のひらが無機質に私の胸を掴む。その上から私の手のひらが彼女をサポートする。モニュモニュっと情感を込めて……。

「ど……どう……？　私の……んんっ……」

　ブラジャーの生地に胸の先端が擦れて変な声が出そうになるのを呑み込んだ。

「陽子さんの……丸くてモニュモニュっとして柔らこうて……（柔らかくて……）」

　お腹の下の方が熱くなって、パンツがじっとりと湿ってくる。切なくなったアソコをハルカちゃんに慰めて欲しい。

「キモチいいよ。見ていいかしら……ハルカちゃんのオッパイ……」

　ハルカちゃんは首を縦に小さく振った。

　ハルカちゃんのブラジャーを上にずらす。

「ああ……ホンマに小せえけえ……（小さいから）」

　彼女の身体が固くなった。自分の腕で胸を隠そうとする。

　ハルカちゃんの膨らみにキスを落とす。

「カワイイわ……」

　薄いベイジュ色のベールを纏ったような小さな先端が手のひらに収まりそうな膨らみに添えてある。

　私は彼女のそれを唇で啄み、舌の先で転がすと、彼女は右に左に身体を捩る。

「あ、陽子……さん……」

　ハルカの手のひらが私の頭を包む。

「ハルカちゃん、私も……ね？」

　気持ちを察してくれたのか、ハルカちゃんは私の上半身を丁寧に剥いてくれた。