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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第7章 俺が死んだ日
広い芝生に出ると・・・。
もう母屋は焼け落ち・・・。
消防車が到着し消火活動が始まっていた・・・・。
「お父さんッ・・・・・・」
お義母さんは泣きながら母屋を眺めた・・・・。
お義父さん・・・・。
助けられなかった・・・・・。
私も涙をにじませていると・・・・。
私を抱っこしている龍が・・・・。
「2階で寝てたオジサンなら俺最初に家から出したけど???」
・・・・・・ッ?!
私とお義母さんは一斉に龍の顔を見つめ・・・・・。
「本当にッ?!」
二人同時に言ってしまった・・・・・。
龍はキョトンとした顔で私達を見て・・・・。
「ベットで寝てたオジサンでしょ???(笑)芝生に転がしちゃったけど・・・今~・・・居ないって事は(笑)もう逃げたね・・・良かった~ッ!!!」
転がしたッ?!(笑)
お義父さんをッ????(笑)
・・・・・・。
なんて・・・・。
一安心していた私達・・・・。
背後から迫る・・・アイツには・・・。
誰も気付かなかった・・・。