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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第8章 貴方は誰ですか?





病院に着くと・・・。



病室の廊下で・・・。



すすり泣く美晴さんの姿が見えた。



それを必死で宥める湊の姿・・・・。



・・・・・・。




俺・・・。



ここでどんな感じで登場したらいいんだよ。




俺が陰から見ていると・・・。




俺の後ろからバタバタと足音が聞こえ・・・・。




「湊ッ・・・龍はッ???龍は・・・・・」




俺を追い越して走って行ったのは・・・2人の男。




はぁ・・・。




思わず陰に隠れて深呼吸。





「さっき・・・先生が出て来て・・・命に別状はないみたいだけど・・・・。」




湊のその言葉に・・・胸を撫でおろした・・・。




「取りあえず頭蓋骨にヒビ・・・でも手術はしないで大丈夫みたいだ・・・。」




あー・・・。




龍・・・。




マジで・・・。




良かった・・・。




自分の胸をグッと抑え・・・。




ダメだ・・・。




こんな所に居ないで・・・。




美晴さんに頭を下げねーと・・・・・。





顔だけを出し・・・皆を見ると・・・・。




湊が俺に気付いて美晴さんを宥めながら俺の方に手を上げ・・・笑った・・・。








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