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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第8章 貴方は誰ですか?
湊said
美晴ちゃんはずっと泣いていた・・・。
俺の胸でッ!!!
龍、悪いな~・・・。
今はお前の代わりに俺が宥めておく・・・。
髪を撫でて手を握ってあげると・・・美晴ちゃんは俺の胸で涙を拭て震えた。
早く目を開けて・・・彼女を抱きしめてやれよ。
龍・・・・。
太一と誠が龍が居る処置室を眺めていると・・・向こうからゆっくり歩いてくる・・・和也さん。
まさか・・・。
和也さんが・・・美晴さんの義理の弟・・・・元か・・・。
元義理の弟だったとは思わなかった。
和也さんは俺等の直ぐ近くまで来ると下を向いたまま、下で拳を握って・・・。
「美晴さん・・・・・。」
絞り出したような声で・・・美晴ちゃんの名を呼んだ。
美晴ちゃんは俺の胸から顔を離し・・・ボロボロ涙を流しながら呼吸を整えながら・・・・。
「和也・・・君・・・・」
少し体が震えてギュッと俺の胸を掴む・・・美晴ちゃん・・・。
和也さんが怖いわけじゃない・・・。
和也さんはそんな美晴ちゃんを・・・今まで見た事ない様な・・・。
脱力感半端ない顔で見つめた・・・。