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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第11章 情緒不安定な俺
俺はモール入り口の椅子に腰掛け・・・。
「何???冷やかしか?」
ため息交じりにそう言って・・・うつむいた・・・・。
この前・・・湊に・・・。
美晴ちゃんを連れて行かれた時の・・・・自分の中のモヤモヤ・・・。
悔しくて・・・。
でも何も出来なくて・・・。
こうなる前の美晴ちゃんを思い出せない俺・・・。
でも・・・以前の美晴ちゃんを知ってる・・・湊。
どうしたら笑ってくれるのか・・・どうしたら・・・俺の前で安心してくれるのか分からない俺は・・・最強にイラついていた・・・。
『べっつに~・・・(笑)いやぁさ~・・・さっき兄貴から電話来て、涼さんの結婚式どうする??って連絡来てさ・・・。』
・・・・・。
あ・・・。
やべ・・・。
立ち上がり・・・兄貴の結婚式の事を思い出す・・・。
そうだ・・。
返事・・・まだ出してねーし!!!!
『兄貴が~・・・龍と龍の彼女と・・・俺とかOHの奴のホテルの部屋取るからって・・・お前どうすんの?』
・・・・・・。
俺は振り返って・・・。
マンションの方を見つめた。
・・・・・。
「話しをして決める・・・直ぐ連絡する・・・。」