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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第14章 違う人と過ごす夜・・・。
兄貴と結城さんは俺の前に座って・・・・。
「お前和也に持ってかれるぞ???いーーーのか?」
いーーーのか・・・って・・・。
でも俺は~・・・。
テーブルに置いてあった水を手に取ろうとすると・・・・。
「龍ッ!!!!」
すっごい勢いで・・・俺の前に来たのは蒼太さん・・・。
蒼太さんは俺の胸ぐらを掴み・・・。
「アンタどうしちゃったのよ~ッ!!!情けない顔してッ!!!!」
・・・・・・・。
俺だって自分が情けないって思う・・・。
でもさ~・・・。
上手く・・・。
伝えられないんだ・・・・。
ペットボトルの水をギュッと掴み・・・。
「俺分からないんっすよ・・・・。」
あれから何度も・・・何度も考えたけど・・・・。
分からないんだ。
「何がだよ・・・。お前何悩んでるんだよ・・・。」
兄貴が呆れた顔で言う・・・。
分からない・・・。
「こんなどうしようもない・・・チャラチャラした俺を・・・好きだってずっと一緒に居てくれたって言う美晴ちゃんの気持ちも・・・・。その時俺はどうやって・・・彼女を大事にしてあげたのかも・・・。分からないんだ・・・・。」