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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第2章 2人の悲劇の始まり





家の敷地の外に二人を置き、陸斗の肩を掴み・・・。



「ここに居ろッ!!危ないと思ったら空を連れて離れろッ!!!」



そう言ってまた家に戻ると鈴江と母さんが海斗を連れて逃げてきた。



俺は直ぐ客間の方に行きお客さんを叩き起こし・・・。



2組のお客さんは慌てて荷物を持って逃げ・・・。



皆が避難を終えた後俺はまた家に戻って必要なものだけを取りに・・・。




親父の遺影・・・。



鈴江の両親の遺影!!!



他にも家の権利書など急いで探し鞄に詰め込んでいると・・・。



「父ちゃんッ!!!これもっ!あと・・・」



鈴江も参戦し火が燃え移る中・・・俺等は必至で荷物を運び出し・・・。



直ぐに地元消防団が来たが家は全焼。



火は俺等の全てを燃え尽くして・・・朝の7時過ぎに・・・鎮火。




俺と鈴江は腕に軽い火傷・・・。



子供3人はずっと泣き続け・・・。



お袋も涙をにじませ・・・。



変わり果てたその場所を眺めた・・・。








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