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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第16章 女としてどうよ?
海を眺めていると・・・。
「篠田美晴さんーーー???(笑)」
・・・・・・。
キンキンした・・・聞き覚えのある声。
私はゆっくり振り返り・・・その声の主の顔を見て・・・ため息。
何でこんな所でまた・・・。
「あぁ・・・また偶然ですね・・・。」
私がそう言ってマンションに向かって歩き出すと・・・。
「あ~ッ(笑)逃げないで下さいよーーー・・・」
・・・・・・。
私の前に立ちはだかる・・・大きなお腹をした・・・。
龍の元奥さん・・・。
「あの・・・なんですか???私急いでるんです・・・。」
彼女は私をジッと見つめ・・・笑って・・・。
「貴方・・・噂で聞いたんだけど~・・・・。」
・・・・・・。
「子供出来ないんでしょ???(笑)」
・・・・・・・。
彼女は得意げに笑って・・・・そう言ったの。
「・・・・さぁ・・・それは分からない・・・・もういいでしょ??私帰らないと・・・・。」
彼女を追い越しまた歩き出すと・・・。
「龍ッ・・・・子供好きなのに・・・・(笑)」
・・・・・・。
その言葉に・・・脚が止まった。
龍・・・子供好きなのに・・・・。
「可哀想(笑)・・・自分の子供・・・一生抱けないなんて~ッ(笑)」
・・・・・・。