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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第18章 誕生日の誤解 2
湊は会社に戻ると言ってカフェの前で別れた。
車を止めているパーキングまで気持ち早歩き。
道混んでなけりゃ30分で行けるし・・・。
まぁ・・間に合うだろう・・・。
交差点で信号待ちをしていると・・・。
「あっれ???龍じゃん???(笑)」
・・・・・・。
うーーーわ・・・。
スッゲーこの・・・嫌ーーーーなタイミングでこの声。
まさか銀座でこの声を聞くとはね~・・・・。
ゆっくり振り返ると・・・。
そこには口角を上げ笑っている・・・彩音。
はぁぁ~・・・。
嫌な奴に会った・・・。
俺は返事もせずまた正面を向き・・・信号が変わったのを確認して歩き出す・・・。
すると・・・。
「龍ッ・・・(笑)待ってってばぁ~ッ・・・」
彩音は軽い足取りで俺の横に来て・・・・。
俺の腕に絡みついてきた。
はぁぁ~・・・。
「あのさぁ~・・・こういう馴れ馴れしいの止めろって・・・。もう見かけても声かけるなッ!!!」
そう言って腕を払い・・・彩音の方は見ず歩き続けた・・・。