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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第18章 誕生日の誤解 2
マンションに着いたのは22時過ぎ・・・。
玄関のドアを開け・・・中に入ると・・・。
濡れた靴が脱ぎ捨てられていた。
美晴ちゃんッ???
急いで靴を脱ぎ捨て慌てて部屋に入った・・・・が・・・・。
リビングは電気も付いていなくて・・・寝室のドアが少し開いていた・・・。
「・・・・美晴ちゃん・・・・???」
ゆっくり近づき・・・ドアを開けると・・・。
電気は付いていない・・・真っ暗な部屋で・・・・ベットの布団がこんもりしていて・・・。
ベットの下には脱ぎ捨てられている服と・・・大きなショッパー・・・。
すると・・・。
布団が震えて・・・そこから・・・。
すすり泣く声が聞こえた・・・。
美晴ちゃん・・・。
ごめんなさい・・・。
俺・・・・。
ゆっくりベットに近づくと・・・こんもりした布団が震えているのがより一層分かるんだ・・・・。
美晴ちゃん・・・・。
布団に手を当てると・・・・。
一瞬震えが止まった・・・。
美晴ちゃん・・・ごめん・・・。
俺はその場に座り込み・・・布団ごと抱きしめ・・・・。
「ごめん・・・・美晴ちゃん・・・・ごめんなさい・・・。」
もう許してもらえる気は・・・しない・・・。
でもそれしか言えない・・・。