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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第18章 誕生日の誤解 2
美晴said
熱い・・・熱くて・・・寒い・・・。
意識がもうろうとするけど・・・。
涙が出る。
最悪な誕生日だった・・・・。
でもね・・・。
1つ良い事があったの。
それは・・・。
布団を捲り・・手を出すと・・・。
龍の・・ヒンヤリした・・・大きな手が・・・。
「美晴ちゃん・・・ごめんなさい・・・。」
私の手をギュッと握ってくれたの・・・。
違うのよ・・・龍・・・・。
それが聞きたいんじゃないの・・・。
涙を拭いて顔を出すと・・・。
龍がスッゴイ眉毛を下げて私を見てる・・・・。
龍・・・。
「・・・・おめでとうッて・・・・・言って・・・・・」
私がそう言うと・・・龍は私の手をギュッと掴み自分の頬に当て・・・・。
「美晴ちゃん・・・・。」
・・・・・・。
聞きたい・・・・。
昨年はね・・・バタバタして聞けなかったし・・・。
一昨年はね・・・まだ出逢ってなかった。
私は・・・ここ何年も・・・。
ちゃんと・・誕生日に・・・。
お祝いをされてないの・・・。
だから・・・。
最後に言ってほしいの・・・。
大好きな・・・
龍に・・・・。
「美晴ちゃん・・・・」
・・・・・。
「おめでとう・・・・。」