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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第19章 出て行く女、思い出せない男
龍said
美晴ちゃんッ???
思わず頬を触ると・・・・美晴ちゃんは顔を少し引き・・・。
「でもっ・・・龍は私を見てないじゃないッ・・・・・」
・・・・・・。
「え・・・何言って・・・・。」
何言ってるの?
美晴ちゃん・・・・。
美晴ちゃんは涙を流しながら・・・。
「前の奥さんと・・・逢ってるんでしょ??・・・・(笑)・・・・知ってるの・・・逢ってるの知ってる・・・。」
えっ?!
「会ってないッて・・・何言ってんのッ???」
「いいのっ・・・あの子のお腹だッて・・・赤ちゃん居るんでしょ??・・・」
・・・・・・。
まさか・・・あれが俺の子だって・・・そんな事を思ってるの???
「美晴ちゃん誤解してるッ・・・アイツのお腹の父親は俺じゃないッ・・・逢ったのだッて・・・この前モールに来た日と・・・・。」
・・・・・・。
あ・・・・。
あの・・。
あの日・・・・。
美晴ちゃんは涙を拭きながら顔を上げ・・・。
「あの日と・・・???・・・・」
・・・・・・・。
俺の顔を見て・・・。
「・・・・私の・・・誕生日の日・・・・(笑)」