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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第35章 可能性
龍と私は病院を出た後・・・もう大分夏っぽくなってきた湘南の海を一緒に歩いた・・・。
ザザーーン・・・と小さな波・・・。
なんかそんな波さえも・・・切なく感じる・・・・。
龍は私の手を引っ張ってゆっくり歩く・・・。
龍・・・。
私・・・・。
龍は一回振り返り・・・・私の顔を見て笑った・・・・。
「良かった・・・(笑)・・・全然良い結果だったじゃんッ!!!!」
・・・・・・・。
「良い結果ッ??・・・・・龍・・・良い結果じゃ・・・・。」
龍はぷぷっと笑って・・・。
私を引っ張って・・・。
腰に手を回すと・・・。
「だって悪いこと何も言われてないじゃん(笑)」
・・・・・・。
「でもっ・・・妊娠率下がるとか・・・流産率上がるとか・・・・。」
「でも美晴は病気じゃない(笑)」
・・・・・・・。
そう・・・だけど・・・・。
「美晴は病気じゃないし、子供だって0%じゃない(笑)・・・可能性はあるじゃん!!」
あるけどっ・・・。
「すっごい少ない可能性だよ???」
「でも美晴の命に関わる事は無い(笑)俺はそれが一番うれしいよ???」
龍・・・・。
「だって美晴が居なかったらその先の子供の事も可能性は無くなるし・・・(笑)0じゃないならひたすら俺が美晴を愛して愛して~・・・愛しまくって(笑)それでもダメだったら俺が子供に嫌われたんだよ(笑)」
・・・・・・/////////
前にもそんな事・・・・言ってくれた・・・・。