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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第4章 滝本幸助





「ただいまー・・・。」



・・・・・・。


最後のローストビーフを口に入れた時・・・玄関から嫌な声が聞こえた。



母さんは手を止め玄関の方を見て・・・。



「あら、珍しいわね(笑)帰ってきたわ・・・。」




・・・・・・・。



俺はスープを飲み・・・。




「母さん、・・・ローストビーフおかわりある???」



そう言うと母は立ち上って・・・。



「ちょっと待ってね(笑)」



・・・・・。



まただ。



母さんは口を拭いて居間を出て行き・・・




「お帰りなさいー・・・(笑)久しぶりね・・・」



・・・・・・。



また俺は・・・。




後回し。




フォークを握りしめ手が震えた。




玄関から聞こえる声・・・。




「母さん元気だった?・・・親父は?」



・・・・・。



嫌な声。



「私は元気(笑)・・・お父さんはー・・・。変わらない・・・・。」




楽しそうに話しやがって・・・。



早く俺の・・・。



ローストビーフを・・・。




持ってこい!!!!



テーブルをダンッ!!!と叩くと・・・。



それと同時に居間の扉が開いた。






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