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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第4章 滝本幸助




「兄貴来てたんだ???(笑)久しぶりじゃんッ!!!」



・・・・・・。



部屋に入ってきたのは・・・。



弟の・・・。



「和也・・・。」



和也は・・・俺とは全く血が繋がってない・・・



嫌な奴。



昔から・・・顔ばっか良くて・・・。



今だって何故かあの大手のOHで働き・・・稼ぎもいい。



和也は俺の前に立ち俺のパンを取って口に運び・・・。



「美晴さん元気?(笑)」



・・・・・・。



昔から・・・何故か美晴に懐いてた・・・。



俺がコイツに勝ったことと言えば・・・コイツが羨むほどの・・・



可愛い嫁さん。



最初にコイツに美晴を紹介した時は気持ちがよかったな。




「元気さ、・・・今はお袋さんが倒れて実家に帰ってる・・・・。」



そう言って母さんが持って来たローストビーフをフォークで差し口に運んだ。



母さんは和也の顔を見て・・・。



「和也も食べていく???(笑)今用意する・・・。」



母さんがキッチンに行こうとすると・・・。



「あ、・・・母さん・・・。俺はいいや(笑)仕事でまた直ぐに戻らないといけないんだ・・・。」



・・・・・・。



そう言ってまた直ぐに俺の方を見て・・・。




「兄貴よくそんなのばっか食ってられるね??(笑)今度美晴さんのご飯食べに行ってもいい?」



・・・・・・。




「落ち着いたらな・・・。」









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