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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第4章 滝本幸助
小さい頃・・・。
お袋が・・・。
事故で亡くなって・・・。
親父はお袋の分まで俺とよく遊んでくれたよな(笑)
夏休みは・・・。
爺ちゃんのこの家に遊びに来て・・・横浜を散歩したり・・・。
外人墓地を見に行って・・・小さかった俺は怖くて泣いたって・・・何度も聞かされた。
「親父・・・。」
手を握っても・・・反応はない。
でも・・温かい。
「親父・・・(笑)・・・また来るな・・・。」
手を撫で立ち上がると・・・。
一瞬親父が俺を見た様に感じた。
?????
「親父?」
・・・・・・。
気のせいか・・・。
俺はまた出口まで歩いて・・・・部屋を出た。
親父は5年ほど前・・・。
仕事中に倒れて・・・そのまま植物人間状態。
喋る事も・・・反応もない・・・。
でも・・・生きてる・・・・。