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愛DoLL☆美しき野獣
第18章 最終章

それから数日経って・・・。
エドワードは、徐に、真琴に聞いた。
「ねぇ、東堂千秋を懲らしめてもいい?」
「えっ?」
「君の実のお父さんやお母さん、静には、未来永劫、苦労かけないようにするから。」
「あたしは、どうして?って、聞いちゃダメなの?」
「全部話したら、君は納得する?」
「分からないけど、話は聞きたい。」
「そう、なら話すよ、全部ね。」
それから、エドワードは、長い長い潤に纏わる話をした。
響に迫る死の真実も告げた。
「・・・うっ・っく・・ひどいよ。」
真琴は、あまりの千秋の冷酷無残な話に、涙を堪え切れなかった。
「オレが制裁を下して、いいね?」
「LOVE CONPANYも潰して・・お願い・・。」
「それは、まだだ。響ちゃんが潤の元で、安らかに眠れる日が来るまで待って欲しい。」
「すべての¨DOLL¨の子たちを解放してあげて・・・。」
「分かったよ。全部をやり遂げたら、真琴は、オレと潤と、結婚してくれる?」
「何を…言い出すの??」
「響ちゃんを亡くした後の潤のこと、真琴は放っておけないだろ?オレも同じなんだよ。」
「日本の法律では…重婚は無理。」
「いい考えがあるんだ、それはまだ秘密だけど、今のうちに、覚悟はしておいてね?真琴。」
ちゅっと、頬にキスされる。
「返事は?」
悪魔のような囁きに、一瞬、飲み込まれそうになる。
「は、はい。」
つい、飲み込まれてしまった!?
「よし、もう後戻りは、できないよ??」
結局あたしは・・・この人の支配から、逃げられない運命なのかも知れない・・・。

