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第20章 おまけ小説

樹は、トコトコ走って行く。

着いた先は、小さな教会のチャペルだった。


「わぁ～。こんなところにチャペルがあるなんて、びっくりだ。」


ちょうど、結婚式の最中だった。

新郎が新婦を抱き上げて、それをみんなで祝福してる。

樹はつられて、とても嬉しそうに拍手し始めた。

その仕草がとても可愛らしい。

ふと、潤さんが、樹を肩に抱き上げた。

見ると、あたしを眩しそうに見てる。


「お前も、結婚式挙げたいか？」


「えっ！？」


でも、それは・・・・！？

樹以外に子供はいらないって、言ってたじゃないか。

あたし・・その意味は・・・理解してるつもりだよ・・・潤さん・・・。


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