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愛DoLL☆美しき野獣
第36章 二人きりの、夜



まず思ったのは、

これから先、二人きりなれるチャンスはあるのだろうか?

ということ。

エドが、この先、潤と本当の意味で結ばれることを許してくれるのか分からないし。

それに、潤は、今まで、絶対に真琴の事を妊娠させるような性交はしなかった。

それは、響の事があって、樹を裏切れないからだと思っていた。

けれど、潤は、今、真琴に「どっちにだ?」と聞いている。


どうしてだか分からないが、希にみる潤の行動に、戸惑い、真琴は、どちらも選べずに下を向いた。


(もし、このまま流されるまま、して生まれてきた子が潤さんの子だったら…?)


更に青ざめて、真琴は、潤の腕からすり抜けて、ベットから下りた。

ドロっと、愛液が太ももに滴り落ちてきた。

恥ずかしい…そう思って、バスル―ムに向かおうとした。


「真琴、待て!!!」


腕を掴まれ、ベットに引きずり込まれる。

組み敷かれて、胸が熱くなる。

目の前に両腕を組み合わせて、潤に顔を隠す。

(潤さんの顔が見えないや…)


「…やっ、もう、止めよう?」


「…はっ?どした?はっきり言え?」


(…そうだよね、きちんと言わなきゃ、伝わらないよね…)


「あたし、潤さんと、本当の意味でひとつになりたい。だけど、エドさんを裏切ることは、出来ないし…響さんや樹に悪いから!!!」







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