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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第16章 委員長は責任感が強すぎる
どうして彩夏が、そこまで付き合おうとしてくれてるのか理解できない。
単に、引くに引けない状況に強がっているのだろうか。彩夏は素直になれないところがあるし、でなければ拘る理由がわからない。
「女性を襲うような事に、女の君を加担させたく無いんだ、僕も……」
「心配に思ってくれるのは嬉しいけど、だったら猶更よ」
「何が猶更なんだよ……」
真吾は彩夏の肩を掴んだまま、困ったように呟いた。
何を言っても、彩夏に引く気配が無い。どうしたら諦めてくれるのか、口下手な真吾は困惑した。
困り果てる真吾を他所に、彩夏は更に混乱するような言葉を続ける。
「私がなるって言ってんのよ……」
「……は?何になるっていうんだよ」
彩夏の言葉の意味がわからずに、真吾は僅かに苛立った。
次の彩夏の返答は、まさに予想の遥か彼方を行っていた。
単に、引くに引けない状況に強がっているのだろうか。彩夏は素直になれないところがあるし、でなければ拘る理由がわからない。
「女性を襲うような事に、女の君を加担させたく無いんだ、僕も……」
「心配に思ってくれるのは嬉しいけど、だったら猶更よ」
「何が猶更なんだよ……」
真吾は彩夏の肩を掴んだまま、困ったように呟いた。
何を言っても、彩夏に引く気配が無い。どうしたら諦めてくれるのか、口下手な真吾は困惑した。
困り果てる真吾を他所に、彩夏は更に混乱するような言葉を続ける。
「私がなるって言ってんのよ……」
「……は?何になるっていうんだよ」
彩夏の言葉の意味がわからずに、真吾は僅かに苛立った。
次の彩夏の返答は、まさに予想の遥か彼方を行っていた。