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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第18章 彩夏の気持ち
彩夏は耳まで真っ赤にして、カチコチになってしまった。初心な恥じらいに身を固くする彩夏が可愛すぎて、マイジュニアの方も石化しそうだった。
「――なんてね」
と言うと、彩夏の怒りは烈火の如く火を噴いた。
「何のつもりよ!冗談だったのね!?」
「さてね?僕は嘘だとも言ってないけど……」
すっ呆けるような真吾に、彩夏は怒りを止めるが、一呼吸の後にハッとすると、気づいたように怒りを再開させた。
「もう!からかったの……ッ!?」
「わからいでかってね。それとも何か、期待した?」
クスッと笑うと、悔しそうに顔を真っ赤にする彩夏。
「バカ!もう知らない!」
と言い捨て、理沙の所へ行くのも忘れて、ドスドスと足を踏み鳴らしながら資料室を後にしてしまった。
可愛すぎ……真吾は、暫くクスクスと笑いが収まらなかった。笑いすぎて腹筋が、ほんのり痛い。
次は本当に抱けちゃうかも……真吾は、そこはかとない期待に胸を弾ませた。
「さて……僕も先生の所へ行くか」
真吾は資料室を出ると、理沙のいるであろう理科準備室へ向かった。
「――なんてね」
と言うと、彩夏の怒りは烈火の如く火を噴いた。
「何のつもりよ!冗談だったのね!?」
「さてね?僕は嘘だとも言ってないけど……」
すっ呆けるような真吾に、彩夏は怒りを止めるが、一呼吸の後にハッとすると、気づいたように怒りを再開させた。
「もう!からかったの……ッ!?」
「わからいでかってね。それとも何か、期待した?」
クスッと笑うと、悔しそうに顔を真っ赤にする彩夏。
「バカ!もう知らない!」
と言い捨て、理沙の所へ行くのも忘れて、ドスドスと足を踏み鳴らしながら資料室を後にしてしまった。
可愛すぎ……真吾は、暫くクスクスと笑いが収まらなかった。笑いすぎて腹筋が、ほんのり痛い。
次は本当に抱けちゃうかも……真吾は、そこはかとない期待に胸を弾ませた。
「さて……僕も先生の所へ行くか」
真吾は資料室を出ると、理沙のいるであろう理科準備室へ向かった。