この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第21章 胸の痛みの理由も知らずに
 美奈の身体が夜空に浮かぶ弓のようにギュッと撓み、腰は細かく揺れながら戦慄する。

「ああ!イクイクイクイク!!ダメ!ダメ~!イク……ああぁあぁ――――!!」

 腰をガクガクと大きく上下に揺らし、美奈が昇り詰めた。意外な程に激しい美奈の昇り詰める姿は、誘うように蠱惑的で、見惚れてしまうほど美しい。
 昇り切った美奈は、まどろみを消化するのが精一杯なのだろうか。吐息を洩らしながら刹那の間、虚空を眺めていた。
 美奈はまだ、何をされているのか気づいていないのだろう。
 虚空を見つめた夜空のような双眸は、押しつけられた快感に浮かされるように、まどろんでいた。
 人気のない夜の公園で、殆ど会話をした事もないクラスメイトを、半裸に剥いてレイプする……何というヤバいシチュエーションだろうか。
 美奈があまりに魅力的で、止めるという選択肢は既に、頭の中から抜けて出ていた。
 それは今も同じだ。
 ドキドキと胸を打つ鼓動は、煩いくらいに激しい。胸を焼くような痛みまで伴い、締めつけるように苦しい。
 ズボンの中で熱り勃ったペニスは、興奮状態でビクビクとのた打ち回る。溢れるカウパーをパンツに擦りつけ回り、濡れた生地に冷たさを感じる。
 漸く収束したのか、美奈の瞳がこちらを向く。
 美奈の双眸は真吾の姿を認めると、驚きに大きく見開かれた。

「――え!?な……×んx×!?――なぬ……なん……なな、何で……!?」

 美奈はだいぶ混乱しているのか、発せられた言葉は真吾に理解できなかった。意味不明な日本語(あれは日本語か?)で、喫驚の声を上げる美奈。
 気持ちはわかる。
 意識が戻ったかと思えば唐突に絶頂を迎え、視線の先には送り狼よろしく――会話もろくにしていないクラスメイトに、アソコを舐められているのだから。

「た――たたた滝川くん!?私、どうなって……あの、これはどういう……事なの……ねえ、滝川くん……」

 呂律に少し怪しい部分はあるが、言葉は理解できるものになった。人物を判別しているという事は、自我はしっかりしてると認識できた。
 今にも泣き出しそうな苦痛に満ちた双眸は、自身の淫核に未だ口づけているクラスメイトを、瞬ぎもせずに見ていた。
/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ