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竜を継ぐ者~黄の刻印の章~(世界はエッチと愛で救われる)
第5章 正体不明の来訪者。レイプしたのは僕!?
柳腰がまるで雷に打たれたようにビクッと大きく跳ねた。
「うく――んっんっんっんっうんッ……はあはあ……あッあん――んんっんっんっんっ!!」
肉槍が強く締めつけられた。
引き抜くにも困難なほど強くがっしりと食い込む肉のヒダは、微かに震えているようだった。
さしもの男も耐え切れず、微かに声を洩らした。
昇り詰めようとする気配を彩夏に感じた男は、痺れるような快感を抑え込んで臨戦態勢に入ろうとした。
――が、その時。
「――クッ、まさか……!」
男は強い眩暈を感じて崩折れそうに上半身をガクリとさせた。
それを何とか腕で支えて耐え凌ぐが、眩暈は続く。
唐突に動きが止められた為か、彩夏が男の方を見ていた。
その表情は不思議だった。
安堵したような、残念そうな、悔しそうな、切なそうな――。
何とも言えない奇妙な表情で、彩夏は男を凝視していた。
「た――滝川くん、あの……何か目が……」
変なものでも見るような顔で、彩夏がこちらを指差している。
指が差し示す先――それは真吾の目だった。
真吾の双眸が淡く金色に発光している、何とも不思議で奇妙な光景……まるで闇夜の猫のように煌々と。元々から薄い茶の真吾の瞳は、日の加減で確かに金色に見える事がある。だが今は本当に金色の光を夕闇に投げかけるように、煌々と放っている。
気高さすら抱かせるような、高潔な金の洪水。
彩夏は自分の状態も忘れて、その光を魅入るように見つめていた。
「あと少しで終わるというのに――真吾め……ッ」
クラクラする頭を押えて、男は口惜しそうに呻いた。
魂の牢獄をいとも容易く破って出てくるとは――男にとっても意表を突かれた展開。少しばかり真吾を舐めてかかっていた。
ただ腹が立つのは、もう終わるという所で邪魔が入った事だ。
突っぱねておいて真吾は何を考えているのか……。
しかしこうなってしまってはもう、後を託す以外に選択肢はない。
「光が……」
金色の光がだんだんと弱くなっていく。
そして完全に消えうせた時、ガクリと真吾の身体が完全に崩折れてしまった。
「うく――んっんっんっんっうんッ……はあはあ……あッあん――んんっんっんっんっ!!」
肉槍が強く締めつけられた。
引き抜くにも困難なほど強くがっしりと食い込む肉のヒダは、微かに震えているようだった。
さしもの男も耐え切れず、微かに声を洩らした。
昇り詰めようとする気配を彩夏に感じた男は、痺れるような快感を抑え込んで臨戦態勢に入ろうとした。
――が、その時。
「――クッ、まさか……!」
男は強い眩暈を感じて崩折れそうに上半身をガクリとさせた。
それを何とか腕で支えて耐え凌ぐが、眩暈は続く。
唐突に動きが止められた為か、彩夏が男の方を見ていた。
その表情は不思議だった。
安堵したような、残念そうな、悔しそうな、切なそうな――。
何とも言えない奇妙な表情で、彩夏は男を凝視していた。
「た――滝川くん、あの……何か目が……」
変なものでも見るような顔で、彩夏がこちらを指差している。
指が差し示す先――それは真吾の目だった。
真吾の双眸が淡く金色に発光している、何とも不思議で奇妙な光景……まるで闇夜の猫のように煌々と。元々から薄い茶の真吾の瞳は、日の加減で確かに金色に見える事がある。だが今は本当に金色の光を夕闇に投げかけるように、煌々と放っている。
気高さすら抱かせるような、高潔な金の洪水。
彩夏は自分の状態も忘れて、その光を魅入るように見つめていた。
「あと少しで終わるというのに――真吾め……ッ」
クラクラする頭を押えて、男は口惜しそうに呻いた。
魂の牢獄をいとも容易く破って出てくるとは――男にとっても意表を突かれた展開。少しばかり真吾を舐めてかかっていた。
ただ腹が立つのは、もう終わるという所で邪魔が入った事だ。
突っぱねておいて真吾は何を考えているのか……。
しかしこうなってしまってはもう、後を託す以外に選択肢はない。
「光が……」
金色の光がだんだんと弱くなっていく。
そして完全に消えうせた時、ガクリと真吾の身体が完全に崩折れてしまった。