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第1章 別れようよ

その頃雄二は圭一の彼女、千尋の病院にいた。
自暴自棄になり自殺を図った千尋は生死の境を彷徨っている。
圭一を千尋を放っておけない雄二は職場と病院を行ったり来たり、圭一がそばに居られない時は千尋のそばに居たのだ。

みのりはいいのか？

大丈夫だ、俺達より今はちいちゃんだろ
みのりには暫く会えないと言って了解もとってある、気にするな。

すまないな…

いいさ。親御さんと連絡はついたのか？

いや。こっちで俺が付き添うことにしたいんだが、
千尋がこのヤマを越えてくれないと…

とにかく、早く親御さんと連絡をとるから、雄二、すまないが千尋を頼む。

わかった。


圭一もみのりにまでは気遣えないほど動揺していた。