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M女の幸せ
第5章 SMルームで
10分ほど運転してホテルに着いた。SMルームを選び、部屋に入る。赤い照明で満ちた空間には、鏡、目隠し、電マ、拘束具のついた台やベッド、X架、鞭などが置いてある。最初こそその異様な風景に足がすくんだが、もう慣れたものだ。

「服脱いで」

ご主人様の口調はいつも優しい。M女としては物足りなさもあるが、それがご主人様のいいところだ。それに優しくても命令は命令。逆らうことはできない。

ご主人様の前でトップスとスカートを脱いでいく。車の中では感じなかった局所の湿り気を感じながら、ブラを取り、パンティを脱ぐ。恥ずかしさに顔を逸らすが、ご主人様の刺さるような視線を感じる。それもそのはずだ。つい最近脱毛を始めて、昨日行ったばかりだから、隠すものは何もないのだ。ご主人様はそれを知っている。

「ここに寝て」

拘束台を指差す。フラットな台で足は落とせる設計なので、一度座ってから横になる。自然と足が開き、縄を準備するご主人様の後ろ姿に不安と期待が入り乱れる。

「一度起き上がって」

どうしたのかと思ったが、縄を解いている。体を縛るのだ。
縄が胸の上に下に、肩を通ってより強調させるように、時折ねじれがないか、強度は適当か確認しながら、小さな胸が一回り大きくなったように縛り上げられる。

「横になって、腕を上げて」

体に張り巡らされた縄を感じながら、器用に両手首を縛られ、柱に繋がれる。

「痛くない?」

痛みはないし、手も動く。でも腕を動かすことはできないし、起き上がることもできない。ご主人様は無口に緊縛を続ける。既に開いている両足を足首で固定し、膝を閉じれないように外側に向かって縛っていく。私はご主人様のなすがまま、全身を緊縛されてしまった。

恥ずかしいが、もう自分ではどうすることもできない。ドキドキしていると、視界が真っ暗になった。目隠しだ。ご主人様の目隠しは隙間がない。ゴム製なので目を開けることもできない。

「口を開けて」

ボールギャグを嵌められ、喋ることもできなくなった。
もう本当に何もできない。
自由を制限された今の私にできることは、露わになったおまんこでご主人様に満足して頂き、その快感に溺れることだけだ。
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